口腔筋機能療法(MFT)

歯は骨と筋肉(頬や舌)で囲まれています。その筋肉がバランスよく機能していないと、装置で治療しても悪い歯ならびに戻ってしまいます。

正しいかみ合わせの機能を得るためには、悪い癖を治すことやトレーニングが必要です。

歯並びが乱れる癖や習慣

子どもの身体は成長段階にあるため、柔軟で比較的小さな負荷でも歯並びやかみ合わせに悪影響を与えてしまいます。こうした悪影響を招く原因として、以下のものが挙げられます。

指しゃぶり吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
爪や唇をかむ爪や唇をかむ癖は、歯や歯ぐきに大きな負担になります。不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。
口呼吸慢性的な鼻炎などで鼻がつまり口呼吸が習慣化すると、常に口が開いた状態になり、顔面の筋肉や骨格、かみ合わせに悪影響を及ぼします。
舌で歯を押す常に舌で前歯を押し出したり、食べ物を飲み込むときに舌を出したりする癖を舌癖と言います。舌癖は前歯の歯並びに悪影響を及ぼします。
片側だけでかむ食べ物をかむ歯が片方に偏っていると、顔の歪みや変形を引き起こすことがあります。
頬杖をつく頬杖は、人間の身体の中でも最も重い頭部を顎で支える行為。重みが一点に集中することで、顎が変形してしまうことがあります。

癖の改善も重要

小さなお子さんは、指しゃぶりなど生活の中での癖が、知らず知らず咬み合わせに影響を及ぼすこともあります。こういった癖の指摘や改善も子供の矯正の大事なポイントです。