上顎右側中切歯埋伏を伴う叢生
治療期間 4年10か月
年齢
9歳 女児
術前(初診時)右上の1番目の歯が埋まってしまい出てこず、2番目の歯が真ん中によっています。



経過1 顎を横に広げて1番目の歯を引っ張り出すスペースを獲得していきます



経過2 隙間が出来たら外科処置を併用し、埋まっている歯に器具を取り付けゴムで引っ張り始めます。



経過3 歯が出てきたらワイヤーで動かしていきます。



治療完了時 全体のかみ合わせを調整したら装置を除去。今後は後戻り防止への移行する。



本症例リスク
・固定式の装置が入ります。保護者様の仕上げ磨き等のケアをしないと、虫歯のリスクが生じます
・取り外し式の装置の使用に対し協力が得られない場合、良好な結果が得られない可能性があります。
・外科処置を伴う処置となります。
・埋伏歯は必ず出てくるとは限りません。動かない場合は牽引を中止し抜歯となる場合もあります。
・埋伏歯は、歯根が短くなっていたり、湾曲してしまうことがあります。稀に牽引中に埋伏歯の神経が失活してしまうこともあります。
費用の目安
90万円+税 外科処置は大学病院もしくは近隣の歯科医院に依頼を行います。外科処置の費用(おおむね3万から5万円程度)が別途必要となります。